昇進はもちろん本人にとっても、また家族や友人にとっても嬉しい事です。しかし、大手を広げて喜んでばかりしていられないのです。それは「昇進うつ病」といううつ病があるためです。 昇進には責任というものがついてきます。その重圧の結果、うつ病に陥る会社員や公務員の方がおられます。もともと几帳面で責任感の強い性格の人に多い様です。

家族や周囲の人が気付くうつ病症状

• 暗い表情で笑顔がみられなくなった
• あまり食べなくなり、やせてきた
• 眠りが浅いみたいだ
• てきぱきとやれなくなった
• 何ごとにも興味を示さなくなった
• セックスに消極的になった

昇進うつ病の方が家族のなかや職場におられたら速やかな対応が大切です。まず専門の先生（精神科か心療内科医）に躊躇せずに見てもらってください。お薬を服用して休養をとれば、必ずもとの元気な状態に戻れます。仕事を休んだ方がよい時もあります。また職場サイドでできること（ラインによるケア）も沢山あります。

昇進うつ病を予防するには何が大切か？昇進で過剰に気負わないようにと本人に注意してあげることもその一つだと思います。また異動があり3ヶ月間は上司や家族のひととは本人とよくコミュニケーションをとり、本人をよく見守ってあげてください。そうすることによって本人はスムーズなスタートがきっととれるはずです。